視覚の洗練とは -モンテッソーリの感受性教育-

モンテッソーリは、子どもの視覚が洗練されるこの「感覚の敏感期(3歳から6歳)」は、大人も一緒に感動するように言っています。それは子どもの生涯を豊かな感性で生きる土台をつくることになります。視覚の敏感期についてわかりやすく解説します。

視覚の洗練とは -モンテッソーリの感受性教育-

子どもの視覚が洗練されるこの「感覚の敏感期(3歳から6歳)」は、 小さなものに目を留め、微妙な際に気がつき、美しいものに感激します。

この「感覚の敏感期」特有のこの感じ方は大人にはもうないのですから、 子供がジーッと見つめていたり、驚いたりしているのに共感することは 大人としてはとても難しいものです。

しかし、だからといって、子どもが「きれいだ」と言っているものを、 大人が「きれいじゃない」と言ったり、 子どもが宝物のように大事に拾ってきた石ころを「捨てなさい」と大人が命じたりしてはいけません。

そうされることが重なると、子どもは「自分がきれいだと思ったものはきれいじゃないのか。」 「自分にとって大事なものは、大事じゃないのか」と思うようになり、 自分の感じ方や考え方に自信がなくなります。 そして、本質的なものへの直感力のない人間になっていくのです。

子供の感受性の育て方

最近のお子様のお稽古事ブームの中で、大人が大事だと思うことに子どもを引っ張りまわしているうちに、 私達大人は、子供のこの感受性の敏感な時期にだけ自然が与えた鋭い「子どもの感性」を踏みにじっているかも知れません。

この敏感期に子供は、いっぱい感動しながら生涯を豊かな感性で生きる土台を作っているのです。 だから、子供が感受性の育てる貴重なチャンスを逃さないように、大人は気をつけるように心がけてる必要がありますね。

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本記事はモンテッソーリの幼児教育の概要を掲載しております。記事を参考にする際はご自身の責任のもと、育児にお役だてて頂けたらと思います。