手の能力の発達とは -モンテッソーリの感受性教育-

モンテッソーリは「手の能力の発達は、人間の知能の発達と結びついている」と言っています。モンテッソーリ教育の特徴の1つで「手」を使う必要性について解説します。

手の発達と人間知能との関係

「手は人間に与えられた膨大な宝というべき器官」だとモンテッソーリは言っています。

モンテッソーリが「手」を使う必要性を強調したことは、 モンテッソーリ教育の特徴の1つです。

子供を研究するには「手の発達」および「平行と歩行の発達」の 2つを追っていく必要があるとも、モンテッソーリは言っています。

手の発達とは人間の知能の発達である訳

手の能力の発達は、人間の知能の発達と結びついている」ので、 子供が自分自身の精神構成に必要なものを自分の周辺から掴み取ろうとし始めるとき、 親は子どもの手の活動を促すモノを子供の身辺に見つけることができるようにしてやらねばならないと モンテッソーリは言っています。

子供の手の活動を無造作に禁止することは、子供の発育の抑制であり、 子供に永久に「黙っておれと言い渡すのと同じだ」とモンテッソーリは言います。

そして「 幼児の秘密 」という著書「幼児の手の活動は、人間の労働の片言とも言えるでしょうが、幼児に活動を促す品物が必要です。」と記載があります。

つまり、子供に手の活動を促す品物があれば、 子供は、大人が子供に期待するべきでものを、 はるかに越える作業をなし遂げることが可能なのです。

ごく小さい子供でも、 正しく整えられた環境さえあれば、早熟な几帳面や熟練で、 大人を唖然とさせるような作業を成し遂げることも珍しくありません。

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本記事はモンテッソーリの幼児教育の概要を掲載しております。記事を参考にする際はご自身の責任のもと、育児にお役だてて頂けたらと思います。