子供の知性を伸ばす環境とは　-家庭でできるモンテッソーリ幼児教育-

子供の知性を伸ばす環境とは

幼児期に、子供にとって同じことを繰り返すことが非常に大切であることは、前の記事でも記載した通りです。

子供は、徹底的に繰り返して、そのことが自分の知性になると「自信」が出てくるだけでなく、 その「自信」を基に応用したり発展させることができるようになります。

20世紀は進化論の影響で、先へ先へと早く進むのが 発展であり進歩であるかのような価値観が支配していました。

21世紀には別の価値が現れつつあります。 「ゆっくり」こそ、子供の本質を選び出すために大事な過程であり、 「早い」ことよりも「深い」ことが大切だということが、 脳科学者によって語られ始めています。

幼児期に自分の知性のリズムで、じっくり繰り返す経験をすると、 小学校以降の勉強や習い事を自分で開拓し進めていく人になります。

大人ができる子供の知性を伸ばす環境作りとは

大人は子供の幼児期に知性を働かせている姿を見る目をもち、 「あっ、これは知性の働きだ」と気がついたら、 その子の知性のリズムで展開していけるような環境を作ってあげましょう。

そのためには、日常生活の中で、下着や洋服を片付ける場所を指定し、 シールを貼ってあげて、子供が自分で考えてシールに合わせて片付けることができるような、 そんなささやかな工夫から始めてみましょう。

子供が反応するのに出会うと、 そこから次々にアイデアが沸いてくるものです。

このような、ささやかな努力や環境づくりを手抜きして、 親の一存でお稽古事や塾に連れて行くことが将来のために役立つと思っている方が多い昨今です。

でも、知性を働かせる根本のところでの敬虔がなければ、 かえって小学校以降に「言ってもなかなかしない」 「言わなければできない」などに、自分の子供がなってしまう可能性があります。

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