モンテッソーリは「触覚の敏感期」には、さまざまな感触を楽しむ時期で、子どもが自身の手で触りながら様々なモノの抵抗度の違いを確かめているときに脳も刺激されると言っています。
子どもは視覚から触覚へ導かれます。興味を示したものを 「触り」それを舐めたり、叩いてたり、音を出したり、のぞいたり、匂いをかいだり、するものです。
「触覚の敏感期」には、さまざまな感触を楽しむ時期なのです。
モンテッソーリは「発生学的に見ると、手と脳は同じ外佩用からできているので、 子どもが手で触りながらさまざまな抵抗度の違いを確かめているときは脳も刺激されています。
だから、感覚の敏感期の子どもは「小さな科学者なのだ」とモンテッソーリは言っています。 子供が熱心に触る姿を見て「小さな科学者だ」と感心するか「触っちゃだめ」と叱るか、
その相違は「感覚の敏感期」を大人が知っているか知らないかにかかってきます。
男の子がママのストッキングを触って「スベスベで気持いい」と言っても、 この時期が「触覚の敏感期」であって、さまざまの感触を子どもは楽しむ時期だと、 知っていれば、余計な心配や厳しさを持たなくてすみますね。