大人の役割 -家庭でできるモンテッソーリ幼児教育-

子供に「手の使い方」を教えるのは大人の役割です。日常生活の具体的な行動の仕方の1つひとつを、「どうすればできるか」わかるように、子供に教えていかなければなりません。

「大人の役割」とは

赤ちゃんは二本足で立ち上がり始める頃、必死で立ち、歩く努力をします。

そして、やっと立って、二足歩行で歩き始めても、すぐに転びます。

しかし、赤ちゃんは転んでも転んでも起き上がり、涙ぐましい挑戦を続けます。

子供を「歩く」ことへ導いているのは、自然の力です。

自然という先生は「どうして転ぶの?」と怒ったり、 「そうじゃないでしょ。こうして歩くの!」と訂正したりは決してしません。

むしろ、子供が転ぶたびに「がんばれ!がんばれ!」と励まします。 むしろ、失敗しても「もう一度!もう一度!」と立ち直る力を子供に与えるのです。

こうやって二本足で歩けるようになると、二本の手が自由になり、「手」による世界の探索が始まります。

さらに子供は「手」を使って、大人たちが作り上げてきた文化の世界に入っていきます。 複雑な文化の世界で生きていくために、子供は「手の使い方」を学ばなければいけません。

大人が子供に教えてあげれることとは

子供に「手の使い方」を教えるのは大人の役割です。 それまでは自然が強力な先生でしたが、 これからは大人が先生です。

日常生活の具体的な行動の仕方の1つひとつを、 「どうすればできるか」わかるように、 子供に教えていかなければなりません。

大人は子供に「教える」義務があります。 子供は大人から「動き方」を学びたがっています。

日常生活の服の着脱、食事の仕方、片付け方、掃除や洗濯の仕方、 挨拶や美しいマナーなどを子供はとても知りたがっているのです。

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本記事はモンテッソーリの幼児教育の概要を掲載しております。記事を参考にする際はご自身の責任のもと、育児にお役だてて頂けたらと思います。


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