モンテッソーリは「教えながら教えてください」とは言いました。それは、正しいやり方を子供に無理に押し付けては、子供の心は閉ざしてしまいます。子供への「教え方」について解説します。
モンテッソーリは「訂正しながら教えてはいけません。教えながら教えてください」とは言いました。
この短い言葉「教えながら教える」には2つのメッセージが含まれています。
1つは大人が無神経に訂正すると、子供は心を閉ざしてしまうこと。
もう1つは、子供には忍耐強く教えなければいけないということです。
正しいやり方を子供に無理に押し付けないで、その場はそのままにしておいて、 別の日に適当な折を見つけて、再び正しいやり方をして見せるのです。
「教えながら教える」ことは、 大人にとって決してやさしいことではないでしょう。
ほとんどの親は訂正しながら教えるので、 大人はイライラをつのらせ、子供は心を閉じていきます。 その悪循環が、大人と子供の間に争いを引き起こします。
乳幼児期で最も大切なことは、 まず日常生活の行動を子供自身でできるように大人が教えることです。
日常生活の行動を子供子供に教えるときは、 失敗しながら上手になっていく過程を忍耐と愛をもって見守り、励まし続けましょう。
怒りたくなるたびに「教えながら、教えなさい」という勧めを自分に言い聞かせたいものです。