秩序感とは -モンテッソーリの秩序感期教育-

モンテッソーリは子供には「秩序感」というこの時期特有の感従性があり、「秩序感」が起因で「泣き出したり」「ぐずったり」すると言っています。子供の「秩序感」を知ることで、大人は子供の反応に相応しい対応の仕方を考えることができます。

秩序感とは-モンテッソーリの秩序感期教育-

モンテッソーリは「秩序感とは幼児期の子供に訪れる 「敏感期」という時期の特徴の1つ」と言っています。

1歳を過ぎたころから現れる子供の突然の大泣きに、 もう1つ重要な原因があることを知りましょう。

それは「秩序が狂った」ことから来る「子供の苦痛」が原因です。

「いつもの順序でない」「いつもの場所にない」「いつもの人の物ではない」など、 子供が慣れてきた順序、場所、所有物が、いつも通りでないと、 子供は「泣き出したり」「ぐずったり」します。

大人にとってはなんでもないことなのに、 子供は思いがけない強さで抵抗されたり、てこでも動かなかったりすると、 大人は「そんなこと、どうでもいいでしょ!」 「どうして、そんなに強情なの!」といかります。

でも、子供にとって、いつもの場所、いつもの順序、いつものやり方などがとっても大事なのです。 1歳から目立ち始め、3歳頃をピークとして次第に消えていく不思議な感覚を モンテッソーリは「秩序感(Sens of Order)」と呼びました。

子供の強情や不機嫌の原因は秩序感にあるかも

子育てをはじめたばかりのお母さんは 子供の強情や不機嫌の原因を知らなければ 「ああ、第一反抗期が始まったのだわ」と困惑するばかりです。

ところが、それが「秩序感」というこの時期特有の感従性に起因しているのだと知っていれば 「ああ、秩序感なのだわ」と感動して、子供の反応をもっとよく見て、 それに相応しい対応の仕方を考えることができますね。

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本記事はモンテッソーリの幼児教育の概要を掲載しております。記事を参考にする際はご自身の責任のもと、育児にお役だてて頂けたらと思います。